CC-1 pre-warボーカルをKenmochi Bassoon Worksに修理に出してから1ヶ月。早くも修理が終わって手元に戻ってきました。素晴らしい出来上がりです。
さっそく、今日の個人練習で使ってみましたが、これまで以上に吹きやすくなりました。
今回、当初は再Niメッキと、劣化している部分があれば修復という程度で考えていましたが、
剱持さんから何点か劣化部分をご指摘いただき、最終的に
再Niメッキと、パッチ部分の再溶接、内径の修復などをお願いしました。
修復前後の比較です。
修復前
このボーカルは故田中雅仁先生に譲っていただいたものですが、
譲り受けた当初に比べて、だいぶメッキがはげてしまった印象があり、
そのせいか、以前に比べて鳴らしにくくなったという感触がありました。
修復後
これまでよりも音のつながりがなめらかになり、音の輪郭がはっきりしました。
また、いくつかの鳴りにくい音も響きやすくなりました。
メッキをすると若干響きも硬くなるかな、と思っていましたが、
そんなこともなく、とても吹きやすくなりました。
剱持さんからは、途中経過や、問題点の指摘を何度もメールでご連絡いただき、
とても勉強になったとともに、内容も納得のいくものでした。
今後、さらに楽器本体の修理にも出す予定ですので、こちらも期待が高まってきました。
トラバ有難うございます。
私のボーカルも驚くべき素晴らしい仕上がりで、本当にびっくりです。
美しいです。 (あっちにも書きましたが)
音も以前の印象より良くなってます。ボーカルで音がひっかかるという印象が全くありません。
素晴らしい仕上がりでよかったですね!
写真で拝見する限り完全に”Mint”状態に生まれ変わってますね。
Pre-warボーカルについては、オリジナルに固執する向きもありますが、剱持さんのリストアを体験すると割れの心配もないし、再メッキで音も整うし、安心して使っていけるように思っています。
いろいろコメントありがとうございます。
Manfreさま
PDの修復には興味がありますね。今度ぜひ拝見させてください。私のほうも、届いたその日に練習で使ってみて違和感がないのには驚きました。
dulcianさま
音のつながりがとてもなめらかになりました。
これで当分安心できそうです。
今回の修理結果で本体の出来映えに驚きましたが、世の中には素晴らしいコルクがあるのだという事もわかりました。
今までのところ糸巻きとあまり違わないようにも感じられますので、手持ちのボーカルをコルク巻きにしてもらおうと考えております。
こちらは楽器本体の修理の時に直接いろんな事をお聞きしようと思ってます。
すみません。
本体ってボーカルの本体です。 (^^ゞ
楽器の方は後ほどお願いする事になってます。
KBWのブログに記事が掲載されてました。
http://kbws.exblog.jp/1674357
昨日、ドルチェ楽器に行った時に新日本交響楽団に向井さんという方がヘッケルの4898番って楽器を持って来られ、親方と色々見せて頂きました。キーは殆ど付いておらず、物凄く軽い楽器でした。あと、特筆すべきは全くオリジナルの楽器とボーカル! ハイC以上はテープの着脱で対応してるそうです。ヘッケルのシリアル番号のHPに写真があるの添付してあります。いつもは7000番台のを吹いてるそうです。BIG Kさんの考察を聞きたい楽器でした!
今日は朝、ファゴタ嬢オケのリハ、午後は団地妻オケのリハ。団地妻オケは元新日本交響楽団団員で、つーふー師匠やいんちょうーの兄弟子の日比野さん&いんちょートラでした。その後、コンマス宅で宴会~ 今戻ってヘロヘロっす。