DATテープをWaveファイル化

DDS3ドライブを使って、DATテープからWAVEファイル化作業中!!!

我が家では、映像(VHSテープ)のDVD化はHDDレコーダーを使って全て完了しましたが、音源のCD/DVD化はほんんど進んでませんでした。
一番の原因はDATデッキが壊れて、DATテープからの吸出しが出来なくなってしまったことでした。デッキを買おうにも既に生産終了していて、中古で買うしかない状態で、50本程度のためにわざわざ買うほどのことでもないと思ってました。業者に頼むと高いし。。
それにしても、せっかくのDATの高音質もカセットデッキより先に生産終了してしまうとは。。。。メモリーカードのWAVE/MP3レコーダー(EDIROL R-1)を使うようになってからはますます放置されてました。

そんな中、GWを前に中古のDATデッキを探していたら、コンピュータ用のDDSドライブを使えば、WAVEファイルで取り出せることがわかりました。しかも2倍速以上で取り込めるということで、連休前に必要機材をオークションで買い付けて、WAVE化にチャレンジしてみました。

1) 必要機材の入手
必要なものは以下の3つだけ。いずれもヤフオクで入手。カッコ内は落札価格(2008.4 ご参考まで)

SONY製のDDS3ドライブ SDT-9000   (3,980 円)

音楽DATテープを扱えるのはDDS3ドライブ(4倍速)だとSDT-9000がベストらしいです。

adaptec社製のSCSIカード  AHA-2940AU  (1,659 円)

 

50pin SCSIフラットケーブル  (190 円)

2)PCへの取り付け

ちゃんと認識されれば「SCSIとRAIDコントローラ」と「テープドライブ」 が表示されます。

SDT-9000-after-farmup

見栄えは仕方ないです。。

3)SDT-9000のファームの書き換え

オーディオ用で使うにはSDT-9000のファームをSGI Firmware 12.2に書き換えます。
DOS起動ディスクなんて久々に作りました。一番困ったのはFDの入手で、一枚だけしか必要ないし、わざわざ買う気もしないしで、家中探してやっとFD1枚発見。
WindowsXPパソコンでは不要のため、全く使っていなかったFDドライブが動くかどうか心配でしたが、なんとか動作して無事に書き換え終了。

オーディオ用のファームロード中

書き換え中

 

無事に成功

 

4) ASPIドライバーの組み込み

データ吸出しに使うツールの推奨はASPIの利用だったので、ドライバーの組み込みもやりました。確認画面でASPI32.SYSとWNASPI32.DLLがV.4.71.2であることを確認。

ASPIcheck

5) WaveDATでの動作確認

DDS3ドライブの制御はWaveDATというシェアウェアを利用(3,675円)。
ドライブの認識や操作に問題がないことを確認して代金を支払い。
このソフトは秀逸な出来だと関心しました。

waveDAT

6) 感想など

実際に使ってみると2倍速以上なので、DATデッキからのWAVEファイル化より断然速い!!!(残念ながらDDS3ドライブの性能の4倍速まではファームが対応していないらしい。。。)

後述の参考にしたサイトには、180分テープは80分で取り込めると書かれていました。操作も簡単。費用もツール込みで全部で1万円程度でした。連休中は天気もいまいちだったので、15本ほど取り込み完了しました。

この調子だとあっという間に取り込みが完了してしまいそうです。
完了後は機材はまとめてオークションに出す予定にしてます。ご入用の方が要れば応相談ということで。。。。

最終的にはCDやDVD-AUDIOにするわけですが、とりあえずWAVEファイルになれば
あとはぼちぼちとやります。

以下、参考情報です。

[参考にしたサイト]

DATテープに録音したものをDDSでWaveファイル化する!
http://www45.tok2.com/home/etoile/DAT_DDS.htm

パソコンをDAT化しよう
http://recording.s53.xrea.com/sdt.htm

Audio DATに改造できる DDSドライブ
http://www.asaka-ec.jp/junkpc/DDS3.htm

[必要なドライバなどの入手先 (2008.5.8現在)]

オーディオ用のSGI Firmware 12.2 の入手先
http://winkin.phpwebhos
ting.com/~firmflash/dat/

Adaptec MS-DOSドライバ
http://www.adaptec.com/ja-JP/downloads/ms/ms_dos?productId=AHA-2940AU&dn=Adaptec+AHA-2940+Ultra

Adaptec ASPIマネージャ V4.71.2
http://www.adaptec.com/en-US/speed/software_pc/aspi/aspi_471a2_exe.htm

ASPIマネージャインストール方法
http://ask.adaptec.co.jp/cgi-bin/adaptec_japan.cfg/php/enduser/std_adp.php?p_faqid=1037&&p_sid=zQSg*O2j&p_lva=509&p_sp=cF9zcmNoPSZwX2dyaWRzb3J0PSZwX3Jvd19jbnQ9NDQ2MyZwX3BhZ2U9MQ%2A%2A&p_li=

AHA-2940AU マニュアル
http://www.adaptec.com/ja-JP/support/scsi/ultra_fast_scsi/AHA-2940AU/

“DATテープをWaveファイル化” への3件の返信

  1. ありゃぁ
    言ってくれればウチに業務用DATデッキ有ったから貸してあげたのに。
    Cannonコネクタ
    光デジタル(in out)

  2. DATデッキだと等倍でしか取り出せないので、倍速で取り出せるのが魅力でした。どちらにしても既に生産終了しているので、借りて壊れちゃうとお互い困るしね。肝心なWAVEファイル化は残り10本程度になりました。やはり音質は素晴らしいけど、取り込んでみてわかったのは、オケの定期の録音の申し込み時に、カセットテープ、CD、DATが選択肢であって、迷わずDATを買ったわけですけど、WAVEで取り込んでみたら44.1KHzだった。。。。それならCD買っとけばよかった。じゃんじゃん

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