3月1ヶ月丸々の予定でKenmochi Bassoon Worksに修理に出していた楽器ですが、天候や乾燥状況にも恵まれ、2週間ほどで完了し、無事返送されてきました。
地震の影響で、物流の状況を確認しながらの返送で、Big-K氏にもお手数をおかけしました。そうしたら、昨晩の富士宮で震度6強!! 絶妙のタイミングでした。
今回は、主に塗装の修正と、バランス調整、傷んだタンポや軟物の交換などでした。
塗装の剥離は大小あわせて11箇所ありました。
主な修正箇所を。色味はiPhoneとデジカメの差です。
修理前 | 修理後 |
今回予想外だったのは、ブーツキャップの溶接目割れでした。修理に出す前に丹念に点検していたら、メッキの中に黒いすじがあったので、確認をお願いしたら、溶接目割れで、溶接+再メッキが必要でした。
修理前 | 修理後 |
地震などの影響で、十分に確認出来ていないのですが、キーノイズが減り、キーアクションも軽くなりました。吹奏感はなめらかでしっとりとしたいい感じです。さすがBig-Kさん!!
今年で80才の楽器なので、いろいろ手がかかりますが、メンテナンスはやはり重要ですね。修理から帰って来たときの感覚を覚えておかなくては。