フルートとバスーンのデュオ 第3弾ですが、今回は、2/26の本番に向けて、ピエールマックスデュボアのフルートとバソンのための小組曲という曲を演ります。(Pierre-Max DUBOIS / Petite Suite pour Flute et Basson (1963))
デュボアはパリ音楽院で学びダリウス・ミヨーに師事、1955年にローマ賞受賞、1964年にはパリ音楽大賞も受賞しています。管楽器の曲を多く書いていますが、バスーンでは四重奏の"Scherzo pour quatre Bassons"が有名でしょうか。Bassoon Brothersのアルバム"WANTED"に収録されてます。近代的な響きが魅力的です。
話は小組曲に戻って、この曲、音源を探したら、我が家にCD2枚ありました。
Franzosische Duette fur Flote und Fagott
Andrea Lieberknecht, Dag Jensen
DUOS
Camille Churchfield, Christopher Millard
どちらも有名なバスーン奏者なので、大変参考になります。
この曲は小組曲ということで5楽章から成ります。楽章とCDのテンポはこんな感じです。
I Prelude
Jensen 四分音符 = 80 – 84、Millard 四分音符 = 88 – 92
JolivetのPastorales de Noel(1943)に通じるような綺麗な出だし。
II Intermede
Jensen 四分音符 = 132、Millard 四分音符 = 126 – 138
Scherzo風の楽章
III Cadence
この楽章は2つのCDで、解釈が異なる部分です。
IV Burlesque
Jensen 四分音符 = 96、Millard 四分音符 = 84
Presto部分
Jensen 四分音符 = 160、Millard 四分音符 = 160 – 168
舞曲なわけですが、フィンガリングが難。
V Mouvement Perpetuel
Jensen 四分音符 = 132、Millard 四分音符 = 116 – 120
なんといってもこの楽章が難しい。カーチェイスのような追いかけっこ。デュオなのにほとんど一緒に吹く箇所無し。16分音符をいろいろなパターンで交互に高速に吹き繋ぐのは大変。
既に1回合わせてみましたが、明日(1/30)2回目の練習予定です。近代物はとにかくメトロノームで正確に練習するに限りますね。